シニアと健康診断

シニアの病気予防の心強い味方、それが「健康診断」です。健康診断を受けて自分の身体の状態を知ることにより、病気にならないための対策を取ることができます。

健康診断と病気予防

シニア世代の病気予防のために、健康診断は大きな威力を発揮します。外見からはわからない身体の中の状態を知ることができ、病気の早期発見にも役立つからです。

健康診断は面倒・・・と後回しにしてしまいがちですが、身体の変化を知るためにも、年に一度は受けるようにしましょう。

シニアを対象とした健康診断

  • 定期健康診断
    定期健康診断は、事業主が1年以内ごとに1回、従業員の健康を確保するために労働安全衛生法という法律で義務づけられているものです。
    お勤めのシニアの方は、勤務先でこの定期健康診断を受けることができます。
  • 特殊健康診断
    特殊健康診断は、危険物や特定の化学物質などを扱う作業や過酷な環境のもとで働く労働者を対象に定期的に行うことが義務づけられている健康診断です。
    重大な職業病の発生を未然に防ぐ目的で行われるもので、一般の健康診断の内容とは、一部異なります。
  • 特定健康診査
    特定健康診査(特定健診)は、厚生労働省が生活習慣病の予防を目的に、平成20年4月より実施を義務付けた健康診査です。
    健康保険に加入している40歳~74歳の人を対象としています。
  • 人間ドッグ
    人間ドッグは、個人が任意で受診するもので、一般の健康診断よりも精密な検査をすることができます。
    さらに専門部位を詳しく検査する脳ドックや心臓ドックなどもあります。
    人間ドッグは、医療機関により、検査項目や料金が異なりますので、受診申し込みをする前に確認しておきましょう。

健康診断をどこで受けるか

  • 勤務先
    会社などにお勤めのシニアの方は、勤務先で「定期健康診断」を受けることができます。
    また、危険を伴う特殊な作業に従事しているシニアの方も勤務先で「特殊健康診断」を受けることができます。
    健康診断の日程や受診場所については、勤務先により異なります。
  • 病院・診療所
    病院や診療所では、事業所の依頼により「定期健康診断」を実施したり、個人の健康診断を受けることができます。
    また、設備の整った病院では、人間ドッグも実施しています。
  • 市町村役場
    40歳以上の方で、事業所での健康診断を受けることができない場合は、地方自治体が実施している「成人病健診 基本健康診査」や「特定健康診査」を受けることが出来ます。
    肺がん検診、胃がん検診、乳がん検診、子宮がん検診などを実施しているところもあります。
    多くの地方自治体では無料で実施していますので、会社などを定年退職されたシニアの方は、このような健康診断を利用してみてください。
    健康診断の日程や場所、費用などについては、各地方自治体により異なりますので、お近くの市町村役所や健康センターなどに問い合わせてみましょう。
  • 自宅
    インターネットの発達により可能となった健康診断で、近くに健診場所がない方や、忙しくて時間がとれないシニアの方におすすめです。
    検査キットを郵送することによって健康診断を行い、後日、診断結果を知らせてもらうというしくみになっています。

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