アルツハイマーになりやすい人とは?

高齢者の4人に1人がアルツハイマー型認知症を発症していると言われる現在、統計的にアルツハイマーになりやすいタイプの人がわかっているそうです。
次のような方は、アルツハイマー型認知症になりやすいので、注意をしてください。


アルツハイマー型認知症になりやすい人

  • 60代以上の人
    人間の脳の細胞は、加齢に伴い減少して行くため、アルツハイマー型認知症の発症も高齢になるに従い増加して行きます。
    一般に、80歳の人の脳細胞数は20歳の人の3分の2に減少していると言われ、アルツハイマー型認知症のリスクも高くなります。
  • 生活習慣病を患っている人
    生活習慣病と言われる高血圧や糖尿病、高脂血症などを患っている人は、アルツハイマー型認知症になりやすいと言われています。
    糖尿病の人は健常者の1.5倍アルツハイマー病を発症しやすいとの調査結果があります。
  • 脳血管障害を起こしたことのある人
    脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害を起こしたことのある人は、アルツハイマー型認知症になりやすいと言われています。
  • 頭をあまり使わない人
    普段から頭をあまり使わない人は、脳細胞を活性化させる機会も少なく、高齢になってからアルツハイマー型認知症になりやすいと言われています。
  • 普段あまり運動をしない人
    普段からあまり運動をしない人は、脳への血流も滞りがちになり、アルツハイマー型認知症になりやすいと言われています。
    1回20分以上の有酸素運動をする人は、運動をしない人に比べてアルツハイマー型認知症になる確率が半分以下になるというデータもあります。
  • アルコールに弱い人
    お酒に弱い人や、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人は、アルツハイマー型認知症になりやすいと言われています。
    お酒に弱い遺伝子の人は強い人の1.6倍なりやすいという統計もあり、遺伝子が関連していると言われています。

そのほか、肉類が好きで野菜や魚をあまり食べない人、肥満の人、喫煙者、ストレスをためている人、水分の摂取が少ない人、クヨクヨ悩んでしまう人、無趣味で熱中するものが何もない人などは、高齢になってからアルツハイマー型認知症になりやすいといわれています。

また、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」を高齢者が長期に服用すると、アルツハイマー型認知症や物忘れがひどくなる傾向があることも知られています。

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