主人在宅ストレス症候群とは?

50代・60代の専業主婦に増えている心の病で、「主人在宅ストレス症候群」というものがあります。「主人在宅ストレス症候群」を予防したり改善するには、夫の意識改革が何よりも重要です。

主人在宅ストレス症候群とは、どういうものか

「主人在宅ストレス症候群」というものが「定年退職うつ病」とともに問題になっています。

この「主人在宅ストレス症候群」とは、定年退職後に夫が常に家にいることが原因で、妻が強いストレスを感じ、体に異変をきたすことで、黒川内科(大阪府・心療内科)の黒川順夫院長が名づけた言葉です。

主人在宅ストレス症候群の具体的な症状は、偏頭痛、高血圧、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、気管支ぜんそく、過敏性腸症候群、うつ症状などです。

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この主人在宅ストレス症候群が発症する原因は、亭主関白型の夫が一日中家にいて、何もしないばかりか、細かいことを指図してくるということにあります。

高圧的な夫に対して黙って従うしかない立場におかれた妻は、精神的なストレスがたまり、体の弱い部分に心身症と同じような症状が出て来るのです。

今の50代、60代の男性は特に「自分が家族を支えている」という意識が高く、定年後もその考え方を変えようとしません。

また、「妻は夫に従うもの」という封建時代の考え方を引きずっている最後の世代でもあります。男女同権や友達夫婦を理想とする次の世代には、「主人在宅ストレス症候群」は、起こらないかもしれません。

主人在宅ストレス症候群を回避、または改善するには、夫の意識改革が最重要です。高圧的に押さえつけるのではなく、お互いに言いたいことを言い合える関係を構築する事です。

家事の分担を決めたり、時にはお互いが別々に出かけたり、一緒に楽しめる趣味を見つけたりと、一緒にいてもストレスにならない関係を作って行くことが大切です。

心を軽くするサプリメント

50代前後の女性にとっては、主人在宅ストレス症候群のほか更年期も重なり、イライラしたり、うつ状態になる方が増えています。子供が成人して離れて行ったり、親が介護の必要な状態になったりといった環境の変化も大きく影響して来るからです。

そんな時は、心を軽くするサプリメントを利用するのもひとつの方法です。効き目には個人差があると思いますが、一日も早くはつらつとした気持ちで明るい毎日を過ごせるようにしましょう。