アルコール依存症とうつ病の関係
アルコール依存症とうつ病は密接な関係があります。どちらも心の持ち方や環境の変化が大きな影響を及ぼしているからです。
特に定年を迎えたシニアの方や配偶者や近親者を亡くした方は、気持ちが不安定になり、うつ状態からアルコール依存症になりやすいと言われます。
うつ状態とアルコール
シニアがアルコール依存症になる原因として最も多いのは、「喪失感」です。
定年を迎え目標や仕事を失った喪失感、親や配偶者、近親者と死別した場合の喪失感などが引き金となり、うつ状態に陥りやすくなります。
そして不安感や孤独感から逃れるためにお酒に手を出し、お酒がきれるとまたうつ状態になります。さらに飲酒を繰り返すという悪循環に陥り、気づくとアルコール依存症になっていたというケースが多くなっています。
逆に、アルコール依存症からうつ病を発症するというケースもあります。
まず、うつ状態から抜け出そう
アルコール依存症になってしまうと、完全に回復するのは非常に困難です。
うつ状態になることは誰にでもあることなので、まずはアルコールに頼らずにうつ状態から抜け出すようにしましょう。
シニアに訪れる喪失感は、時間が必ず癒してくれます。不安感や孤独感に襲われたら、外出してみたり、人と会ってみたり、新しい趣味を見つけるなど、ちょっとした工夫で乗り切ることができます。
どうしてもうつ状態から抜け出せない場合は、病院を受診したり、カウンセリングを受けたりと、第三者の手を借りましょう。
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