肌老化はなぜ起こる?肌老化の原因を知ろう

ただ年齢を重ねているだけで、自然に肌が老化するわけではありません。
50代、60代を過ぎても肌のきれいなシニアの方はたくさんいます。肌が老化するのは、次のような原因があるからです。


肌が老化する原因

肌が老化する原因として、次のようなことが挙げられます。

紫外線による肌老化

肌の老化は、加齢よりも紫外線による影響が大きいことが近年の研究でわかって来ました。

紫外線は数分間浴びただけでも、肌はダメージを受けますが、長年浴び続けることにより、シミやしわ、たるみなどの肌の老化現象を引き起こします。

これを「光老化」と言っています。肌の老化を防ぐには、まず「紫外線対策」と言っても過言ではありません。

皮膚の菲薄化による肌老化

肌の弾力を保っているのは、真皮層のコラーゲンやエラスチンですが、加齢とともにこの量が減少し、真皮層が薄くなって来ます。

また、表皮も表皮細胞の機能が低下し、細胞分裂が減少して薄くなって来ます。

これを「皮膚の菲薄化」と言っていますが、皮膚が薄くなると皮脂腺の活動もにぶくなり、天然の保湿剤である皮脂を分泌する力も弱くなります。

その結果、柔らかくふっくらとした肌が失われ、しわやくすみが現れて来ます。

ホルモン分泌の低下による肌老化

「美肌ホルモン」と言われる女性ホルモンのエストロゲンには、真皮層でのコラーゲン生成を促進する作用や、新陳代謝を活発にする作用、紫外線の影響を受けにくくする作用などがあります。

しかし、女性ホルモンの分泌量は20代後半がピークでその後は減少して行き、特に閉経後は、急激に減少します。それに伴い、肌の老化も促進してしまいます。

乾燥による肌老化

加齢とともに、肌表面の角質の細胞間を埋めている「細胞間脂質」が減少するため、細胞の隙間から肌の水分が蒸発しやすくなります。

水分量が減ると肌が乾燥し、角質層が厚くなります。また、天然のクリームである皮膚の皮脂腺の分泌も減少するため、ますます乾燥しやすくなり、しわやたるみなどの肌の老化現象が助長されます。

細胞の酸化による肌老化

金属類や食品類は、長い間空気にさらされると、酸化して錆びたり、腐ったりしますが、私たちの体の細胞にも同じことが起こっています。

細胞を酸化させるのは、私たちの体内に取り込まれた酸素の一部が変化してできた「活性酸素」です。

活性酸素は脂質と結合して細胞を酸化させますが、皮膚が酸化すると、弾力を失い、たるみやくすみ、しわなどの肌の老化現象を引き起こします。

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