トイレが近い・頻尿の悩み

最近、トイレが近い、夜間も何度もトイレに起きるというシニアの方も多く、「何か病気ではないか」と心配にもなります。
頻尿は心配のない場合と、治療を必要とする場合とがありますが、他に身体に何らかの異常がなければ、さほど心配はいりません。


シニアに多い頻尿の悩み

通常、加齢に伴いトイレに行く回数は増えて来ますが、一般に昼間に9回~10回以上、夜間に3回以上トイレに行くような状態を「頻尿」と言っています。

しかし、たくさん水分をとればそれだけトイレに行く回数も増えます。また、汗をかく夏よりも身体が冷えやすい冬は、トイレに行く回数が増えるのは普通のことです。

腎臓で作られた尿は膀胱に溜められますが、300ミリリットルくらい溜まると、膀胱内の圧力が高くなって尿意を感じます。
しかし、100ミリリットル以下、時には50ミリリットル以下でも尿意を感じ、一日に何度もトイレに行くようになってしまうのが頻尿の症状です。

また、加齢により、腎臓が尿を濃縮する機能が衰えて来ると、尿の量が増える傾向があり、トイレに行く回数も増えます。特に夜間のトイレに行く回数が増えるケースが多いようです。

他にも、抗利尿ホルモン分泌量の低下、膀胱容量の低下、薬を飲んでいる方は、薬の影響で頻尿になることもあります。
女性の場合は、膀胱などの臓器を支える骨盤底筋がゆるんで、頻尿になる事があります。

このような頻尿は、今すぐ治療が必要という訳ではなく、心配のないものですが、中には治療が必要な病気が隠れている場合もありますので、どこかに痛みがないかどうか、尿の色や臭いはどうかなど、他の症状を良く確認してみましょう。

治療が必要な頻尿については、こちらのページを参考にしてください。

  → 治療が必要な頻尿
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