首のしわの原因と改善法
「顔はきれいでも、首のしわで実年齢がわかる」とよく言われます。いつまでも若々しくいたいと願う、はつらつシニアにとっては、首のしわは無視できません。
首にしわができる原因を知り、できるだけ作らないように、またすでに首のしわがあるシニアの方は、少しずつ改善して行きましょう。
首にしわができる原因
首にしわができる原因としては、次のようなことがあげられます。
- 前かがみの姿勢が多い
普段から前かがみの姿勢が多いシニアの方は、首のしわもできやすくなります。
特に首の前側の筋肉が衰えると、下を向いたときにできるしわがそのまま残り、首のしわになります。
- 枕の高さが高い
枕が高いと、首にしわがよった状態で寝ることになります。
毎日の積み重ねで、さらにしわが深くなってしまいます。固い枕で上を向いて寝ることが多いシニアの方は、特に要注意です。
- 紫外線
顔にしわができる大きな原因として紫外線があげられますが、首のしわも例外ではありません。
首は顔よりも皮膚が薄いため、さらに紫外線のダメージを受けやすくなっています。
- 肌の乾燥
肌の乾燥も、顔と同様に首のしわができる原因のひとつになっています。
首のしわの改善法
首のしわに気づいたら、早めに改善しましょう。自宅で手軽にできる首のしわ改善法には、次のようなものがあります。
- 首のしわ取りマッサージ
なるべくべたつかないマッサージクリームを首に塗り、首のしわを下から上に伸ばすようにマッサージをします。
首のしわ取り専用のネッククリームというものも市販されていますが、顔に使うマッサージクリームでもかまいません。
マッサージクリームを首の肌になじませたら、手のひらで、下から上へ向かって撫で上げるようにマッサージします。
即効性はありませんが、毎日継続していくことにより、徐々に首のしわが改善してきます。
- 首のストレッチ
首の前側の筋肉を鍛えることにより、首のしわの予防と改善になります。
肩の力を抜いて、思いっきり首を伸ばしたり、時々天井を向いて、首の前の筋肉を伸ばし、ストレッチをしましょう。
両手を頬にあてたまま、両ひじを合わせ、あごをひいたままひじを上げて数秒キープするというストレッチも、首のしわ改善に有効です。
- 低い枕で寝る
枕が高いと、首が縮んでしわができやすくなります。
低めの枕で、首が伸びているのを意識しながら寝るようにしましょう。
頚椎の自然なカーブを維持して正しい寝姿勢をつくる枕が理想ですが、人によっては枕をしないほうが楽という方もいます。
- 首の保湿
保湿効果のある美容クリームを、寝る前に首に塗り、ネックウォーマーやタオルを巻いて寝てみてください。
しもやけやあかぎれがひどい時に、手にハンドクリームを塗って手袋をして寝ると翌朝には改善していますが、それと同じ原理で首のしわの改善につながります。
- リンパマッサージ
耳の後ろのくぼんだ部分から鎖骨に向けて、軽く力を入れて4本の指でなでおろします。
毎日左右10回づつ行うことで老廃物を流し、首のしわを改善して行きます。
- 首にも日焼け止めクリーム
顔と同様に、首も紫外線を浴びると、しわができやすくなります。
外出前には、顔に日焼け止めクリームを塗ると同様に、首にも塗るようにしましょう。また、マフラーやスカーフを巻くのも有効です。
※首のしわを短期間に解消したいという方には、美容整形による治療法もあります。美容整形による首のしわ改善法には、フェイスリフトやフェザーリフト、サーマクール、フラクセルなどがあります。いずれも副作用などに留意し、熟練した医師のもとで行うようにしてください。
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