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高血圧は放っておいてはいけない

高血圧は放っておいてはいけない

高血圧は自覚症状がありません。そのため、健康診断などで血圧が高めとわかっていても特に何もせずに放っておきがちです。しかし、体の中では高血圧を原因とする病気が着々と進行しつつあります。そして気がついたときにはすでに命にかかわる病気を抱え込んでしまっていたというケースが後を絶ちません。

高血圧を放っておくとどうなるか

高血圧は「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とよく言われます。自覚症状が何もないためそのまま放っておくと、静かに病気が進行して行き、ある日突然、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞、心不全、腎不全などの重大な病気を引き起こし、命を脅かすからです。

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現代日本では、約4,000万人が高血圧と言われますが、年齢が上がるほど患者数は多くなり、50歳以上では40~50%の人が、70歳以上では何と70%の人が高血圧であるという統計もあります。
高血圧は、ありふれた病気であるからこそ、放っておいてはいけない症状であると言えます。

日本高血圧学会のガイドライン2009によると、血圧の正常値は130-85以下で、140-90mmHg以上を高血圧としています。
高血圧は、体の中の血管を高い圧力の血液が流れているということであり、その圧力に耐えようとして血管の壁が厚く硬くなってきます。血管壁の内側は非常に傷つきやすくなり、傷ができた部分にはコレステロールが沈着しやすくなります。その結果、血管の内側は狭くなり、壊れやすくなります。
この状態が動脈硬化ですが、こうなると血液が流れにくくなるため、心臓はより強い力で血液を送り出さなければならなくなり、さらに血圧が高くなるという悪循環を繰り返します。
このような体の中の変化を無視して高血圧を放っておくと、動脈硬化はますます進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害が起きやすくなります。また、心臓や腎臓にも負担がかかるため、さまざまな病気を引き起こします。

怖いのは高血圧の合併症

高血圧が怖いのは、さまざまな合併症を引き起こすからです。
合併症の中でも最も多いのが「脳出血」で、日本では高血圧症の患者さんの50%以上の人が脳出血で死亡しています。高血圧が続くと血管壁が肥厚して狭くなり、壊死を起こすことがありますが、そこに圧力の高い血液が流れ込むと血管が破れて出血してしまうのです。
動脈硬化症が進行して血管が詰まると、脳梗塞や脳血栓、心筋梗塞、狭心症を起こすこともあり、いずれも1回の発作だけでも命にかかわります。
また、心臓にも負担がかかり、心肥大から心不全になることもめずらしくありません。
細かい血管までが狭くなり、腎硬化症から腎不全になることもあります。

現在、日本人の死亡原因の1位はガンですが、2位が心疾患、3位が脳疾患となっています。2位の心疾患と3位の脳疾患の合計死亡者数は全体の1/3を占めると言われ、その原因として高血圧症が考えられています。
元気で長生きをするためにも、高血圧は放っておかずに早め早めに対策をとりましょう。

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