自分でできる・女性の尿漏れ改善法

女性の尿漏れの原因としてトップにあげられる「腹圧性尿失禁」は、骨盤底筋が弱っていたり、ゆるんでいるために起こります。
尿漏れの症状が軽い場合は、この骨盤底筋を鍛えることにより、自分で改善することができます。


骨盤底筋の機能チェック

まず、骨盤底筋がゆるんでいるかどうかを、自分でチェックしてみましょう。

トイレに行った時に、意識的に尿を途中で止めてみてください。尿が止まったり、尿の出が遅くなるようなら、骨盤底筋が正常に収縮していると考えられます。

逆に尿の出が変わらないようなら、骨盤底筋が弱り、ゆるんでいる可能性があります。

骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋がゆるんでいる可能性のある方は、簡単にできる「骨盤底筋トレーニング」をご紹介しますので、やってみてください。

(1)肛門もしくは膣をギューっと締めて10秒くらいキープします。
(2)次に力をゆるめて30秒くらいリラックスします。
(3)上記の(1)と(2)を10回繰り返します。

※骨盤底筋トレーニングを行う時の姿勢は、椅子に座ったままでも、布団の上で横になった状態でもOKです。楽な姿勢で行ってみてください。

このほかにも、肛門や膣をすばやく締めたりゆるめたりするというトレーニングも有効です。

このようなトレーニングを2~3ヶ月行うことにより、骨盤底筋や尿道の筋肉が鍛えられ、腹圧性尿漏れの症状のある方の3人に2人は改善されると言われます。

生活習慣の見直し

腹圧性尿失禁の改善や予防のためには、日頃の生活習慣を見直すことも大切です。

便秘は、出産と同じように骨盤底筋に負担をかけ、腹圧性尿失禁を引き起こしたり、悪化させる要因にもなります。普段から食物繊維の多いものを食べるようにして、便秘を防ぐようにしましょう。

また、肥満により内臓の周囲に脂肪がたくさんついてくると、その重みで骨盤底筋に負担がかかります。
日頃から適度な運動をするなどして、肥満を避けるようにすることが、腹圧性尿失禁の改善や予防にもつながります。

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