老眼の進行を遅らせるストレッチ法

老眼はなるべく進行を遅らせ、できれば少しでも改善したいですね。老眼は、瞳孔の大きさを調節している「虹彩筋」と水晶体の厚みを変えて目のピントを調節している「毛様体筋」が衰えることにより起こります。
しかし、足腰の筋肉を鍛えることにより全身の老化を防ぐことができるように、この2つの筋肉を鍛えることにより、目の老化(老眼)の進行を抑えたり、症状の改善を期待することができるのです。



「虹彩筋」と「毛様体筋」を鍛えるストレッチ法としては、次のようなものがあります。

虹彩筋を強化する「目の明暗ストレッチ」

目に光があたると虹彩筋が伸びて瞳孔が小さくなり、光を遮断すると虹彩筋が縮んで瞳孔が大きくなります。
このような環境を意識的に作り出すことにより、虹彩筋が伸びたり縮んだりして鍛えられます。

目の明暗ストレッチのやり方
①目の前に蛍光灯スタンドなどを置き、目を閉じた状態でスタンドの光を感じるようにします。(5秒間)
②両手で目を覆い、蛍光灯の光を遮断し、真っ暗にします。(5秒間)
③目を覆っていた手をはずして、再び光の明るさを感じるようにします。

①と②を5秒間ずつ、10回繰り返します。なお、この明暗ストレッチは、必ず目を閉じたまま行ってください。
なるべくメガネやコンタクトはしないで、裸眼で行うのが効果的です。
目がチカチカする場合は、慣れるまでは少しずつ行ってください。

毛様体筋を鍛える「目の遠近ストレッチ」

近視の改善にも効果的なストレッチです。5円玉を使う方法もありますが、原理は同じです。

目の遠近ストレッチのやり方
①目の前15センチの位置に、ボールペンか人差し指を立ててその先端を見ます。
②目の前のボールペンとその延長線上にある遠くの建物や木などを見ます。(できるだけ遠くのものを見たほうがストレッチ効果があがります。)

1秒間隔で①と②を繰り返します。これを20往復行います。メガネやコンタクトレンズをしている方は、はずさずにそのまま行ってください。

※「目の明暗ストレッチ」と「目の遠近ストレッチ」は、最低でも朝と夕の2回行ってください。
余裕のある方は、それ以上行ってもかまいません。しかし、ストレッチ効果をあげるには、毎日続けることが何よりも大切です。

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