精神的ストレスと病気の関係

精神的ストレスは、あらゆる病気の引き金になったり、あるいは病気を悪化させたりします。
人間関係のトラブルや、心配事、悩み、不安、怒り、悲しみ、緊張、失望などが重なり、心が重苦しい状態になったとき、ストレスが溜まっていると言えます。
健康で明るいシニアライフのためには、ストレスを上手にコントロールする必要があります。


ストレスがたまっているサイン

ストレスがたまってくると、心や体に次のような変化が現れます。警告のためのサインと言えますが、病気を防いで健康を維持するためにも、このサインを見逃さないようにしましょう。

  • 何となくだるく、疲れやすくなる
  • 食欲がなくなる
  • すぐにイライラして周囲にあたる
  • 血圧が上がる
  • 肩こり、頭痛がひどくなる
  • 集中力がなくなる
  • 時々、動悸がするようになる
  • 血糖値が上がる
  • 胃のあたりがムカムカする
  • 記憶力が減退する
  • 持続力がなくなる
  • 眠りが浅くなったり、眠れなくなる
  • 朝、起きられなくなる

ストレスが引き金になる病気

体からのサインを無視して、ストレスがたまるのを放置してしまった場合、次のような病気を招いてしまうことがあります。

  • 潰瘍性大腸炎
  • 神経性嘔吐
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 気管支ぜんそく
  • 不眠症
  • 本能性高血圧
  • 筋緊張性頭痛
  • 過敏性腸症候群
  • 関節リウマチ
  • 甲状腺機能亢進症
  • 円形脱毛症
  • 自律神経失調症
  • うつ病
  • 心身症
  • 神経性嘔吐
  • 過食症
  • 過呼吸症候群
  • メニエール症候群
  • 耳鳴り・難聴

※この他にも、ストレスは、さまざまな病気の起因になったり、持病を悪化させることがあります。

ストレスはコントロールできれば大丈夫

生きている以上、まったくストレスのない生活をすることは不可能です。

電気代や食料品が値上がりし、生活費の心配をするのもストレスになり、ちょっとした家族間のトラブルもストレスになります。
社会的なあらゆるニュースも、周囲の雑音も、自分や家族の体調異変もストレスになります。

しかし、ストレスがたまっていることに気づき、上手にコントロールすることができれば、その害を受けることもありません。そればかりか、そのストレスから何かを学び、自分の成長の糧にすることもできます。

悩みや不安や怒り、悲しみなどに襲われることがあっても、そればかりに囚われることなく、少しずつでもほかのことに気持ちを切り替えることができれば、ストレスをコントロールし、病気を防ぐことができます。

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