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眼瞼下垂症の程度と治療法

眼瞼下垂症の程度と治療法

まぶたが下がって来る眼瞼下垂症は、軽度ならまだ日常生活に不便を感じることはありませんが、中等度や強度になると、視界が狭くなり、歩行や車の運転の際も危険を感じるようになります。しかし、現代は日帰りも可能な手術による治療法が確立されており、健康保険も適用されるので、眼瞼下垂症で悩んでいるシニアの方は、思い切って眼科の専門医を受診してみてください。


眼瞼下垂(がんけんかすい)の程度

眼瞼下垂の進行度合いは、上のまぶたがどのくらい下がっているかによって判定されます。

  • 正常
    黒目の上方にまぶたが少しかかっているものの、瞳孔(瞳の中心の黒い部分)には殆どかかっていない状態。
  • 軽度の眼瞼下垂
    上まぶたが下がって来て、瞳孔に少しかかるようになった状態。
  • 中等度の眼瞼下垂
    さらに上まぶたが下がり、瞳孔の上半分をふさいでいる状態。
  • 強度の眼瞼下垂
    上まぶたが黒目の中央部を越えて下がり、殆ど瞳孔をふさいでいる状態。


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眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)の治療法

眼瞼下垂症は、症状の状態によって治療法が異なります。
先天性の眼瞼下垂では手術が主体となりますが、重症筋無力症によるものは、薬物療法が主体となります。また、白内障などの眼科手術後や脳梗塞後に起きたものは、自然に回復することも多いので、数カ月間そのままで様子をみます。

シニア世代に多い眼瞼下垂症の中には、目は開いているものの加齢によりまぶたの皮膚が垂れ下がっているだけという場合があります。このような症状は「偽眼瞼下垂」とも呼ばれますが、余分な皮膚を切除して引っ張り上げ、目立たない場所で縫合するといった手術法が行われます。
また、まぶたを持ち上げる力が少しでも残っている場合は、弛んでいる筋肉を縫い縮めてまぶたを上げ、できる限り本来の機能を回復させるようにします。
まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の機能が不十分な場合は、額の筋肉の力を利用してまぶたを動かすといった手術法がとられます。

眼瞼下垂症の手術は、局所麻酔による日帰り手術が可能となっており、所要時間は両眼で1時間程度で終了します。また、レーザーメスによる手術を行っているところもありますが、この場合はさらに短時間で行われ、出血も少なく手術痕も目立たないという特徴があります。

眼科で行われる眼瞼下垂症の手術は、日常生活に不便を感じる視野障害を改善する目的で行うため、健康保険が適用されます。しかし、形成外科でまぶたの形や二重の幅をそろえるなど、美容目的で行う手術の場合は健康保険適用外となります。


眼瞼下垂症の手術後は?

手術後、1週間くらいはまぶたの腫れが残りますが、1ヶ月程度で自然な状態に戻り、日常生活への影響は殆どありません。また、人によりまぶたの一部に皮下出血が生じて紫色になる場合がありますが、2週間ほどで目立たなくなります。
完全に回復するのには数か月かかりますが、その間、涙や目ヤニが増えたり視力が変動する場合があります。
回復後は、視界が明るく広くなり、目の周囲の筋肉に余計な力がかからないので、頭痛や肩こりも解消して来ます。また、目元がぱっちりするので、表情が若々しくなったという人も多いようです。


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