定年退職うつ病を防ごう

最近問題になっているものに「定年退職うつ病」というものがあります。
この「定年退職うつ病」は、今まで何十年も勤めてきた会社を定年退職後に、何をしてよいか分からなくなり、抑うつ状態に陥ることで、「退職症候群」、または「定年症候群」とも呼ばれます。


定年前から「定年退職うつ病」を防ぐ対策を

「定年退職うつ病」を発症しやしいタイプは、今まで仕事中心にひたすら頑張って来た会社人間の方です。定年を迎え、自分の人生の中心であった仕事を失った時、大きな喪失感に襲われます。

それとともに、家庭では主としての地位が揺らいでいることを感じ、プライドさえも打ち砕かれます。
今まで評価してくれた会社や仕事を失い、必要以上に自分を過小評価したり、劣等感にさいなまれたりします。

そして、出勤する必要がなくなった長い一日をどのように過ごしたらよいか、分からなくなってしまい、無気力、無感動、意欲減退などの症状が現れるようになります。

そのような状態が長く続き、食欲も低下し、睡眠障害なども起こってくるのが「定年退職うつ病」です。

この「定年退職うつ病」を防ぐためにも、まずはこのような病気があることを心にとめておいてください。

そして、定年前から仕事以外に熱中できる趣味や楽しみなどを持つようにしておきましょう。

また、休日は家族と一緒にどこかへ出かけるなど、家庭でのコミュニケーションを増やし、自分の居場所を作っておきましょう。

趣味のサークルなど、会社や家庭以外の人間関係も作っておくと、「定年退職うつ病」を防ぐための大きな力になります。

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