シニアのメンタルヘルス

子供のメンタルヘルスとか、職場のメンタルヘルスが問題になっていますが、「シニアのメンタルヘルス」もとても大切です。
メンタルヘルスは心の健康のことですが、シニアにとっては体の健康とともに心が健康でなければ、楽しく豊かな老後は実現できないからです。


メンタルヘルスとは何か?

最近、よく見かけるようになったメンタルヘルス(mental health)という言葉は、精神面における健康のことで、「心の健康」「精神衛生」などと訳すことができます。

ストレスの多い現代では、精神的な疲労が重なり、心の病気にかかったり、持病を悪化させたりしがちです。
それは、シニア世代にとっても例外ではなく、メンタルヘルスをおろそかにしたばかりに大切な人生を台無しにしてしまうことさえあるのです。

特にシニアの場合、定年後の虚脱感、身近な人との死別、家族の介護問題、自らの病気などが引き金になって心の健康を壊してしまうケースが多いと言われます。
「心の健康」は、「体の健康」と同じように予防とケアが大切です。

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「病は気から」は本当?

日本では昔から「病は気から」と言われますが、この言葉は心と体が密接につながっていることを表わしています。

「○○の病気の疑いがある」と医者に言われただけで、その病気のことが頭から離れられなくなって、不安になったり悩んだりしているうちに本当にその病気になってしまったということはよくあります。

また、ガンの宣告を受けた人が「ガンなんて別に怖くない」と、気にもとめず毎日おいしいものを食べ、楽しく暮らしているうちにガン細胞が消滅していたなどということもよくあります。

不思議なことですが、「病は気から」というのはやはり本当のことと言えます。

「心の健康」と「体の健康」の両方を守るためには、たとえ病気になったとしても、くよくよしたり悩んだりせずに、大らかに人生を楽しむのが一番です。