コラーゲン不足と肌の老化

コラーゲンは、タンパク質の一種ですが、体を構成する皮膚や筋肉、血管、内臓、骨、歯、関節、目、髪などのあらゆる組織に存在し、細胞と細胞を繋ぎ合わせる働きをしています。
その中でも全コラーゲン量の40%は皮膚に存在しているため、コラーゲン不足と肌の老化とは密接に関係しています。


コラーゲン不足から現れる老化現象

体内のコラーゲンの量は、10代後半をピークに、加齢とともに減少します。

コラーゲンが減少すると、骨が衰えて骨粗しょう症になったり、関節が変形して膝や腰に痛みが出たり、老眼になったり、薄毛や白髪になったりなどの老化現象が現れます。

しかし、コラーゲン不足は、全コラーゲン量の40%が存在している肌に最も大きな影響を与えます。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立っていますが、中心組織である真皮の主成分はコラーゲンだからです。

また、コラーゲンには水分保持力があり、肌の弾力とみずみずしさを保っています。

コラーゲンがたっぷりあれば若々しい張りのある肌を保つことができますが、不足すると皮膚の表面がカサカサになったり、しわやたるみを引き起こします。

シニアにとって、肌の老化を防ぐには、コラーゲンは重要なタンパク質と言えます。


コラーゲン不足を補うには?

いつまでも若々しい肌を保つためには、コラーゲン不足を補う必要があります。

コラーゲンは、ゼラチンやにかわの原料にもなっていますが、鶏肉の皮や豚の骨付き肉、魚類などの食品にも多く含まれています。

食品に含まれるコラーゲンは、熱に溶ける性質を持っていますが、煮汁が冷めると「煮こごり」という状態になります。

コラーゲン不足を補うには、このような食品を積極的に摂る必要があります。

また、最近では化粧品やサプリメント、飲料としても販売されているため、手軽にコラーゲンを補うことができます。

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